Stillmotionのワークショップ2日目、最終日です。本当このスタジオの周りは
車が駐車しずらく、大変です。くるくる2週くらい回ってようやくスペースを見つけました。
さあ、今日は先日の技術的な話を受け、Stillmotionがどのように
現場に臨んでいるかということから話が始まりました。Stillmotionの挙式の撮影方法は
基本的に3カメで行います。1カメがセンターに三脚で。残りの2カメはサイドから
新郎新婦さんを狙います。ステディカムとスライダーは適時です。アメリカの挙式の場合
新郎新婦さんがお互いを見つめ合い、気持ちを伝え合うシーンがあり、サイドにカメラを
配置することによってお顔がしっかりと撮れます。日本の場合ですと比較的、
牧師さんの方向を見ている時間が長いのでHIGHLANDとしては可能であれば
もう少し回り込んだ位置にカメラを配置します。
「A」という大きな文字はオーディオの意味で、新郎と牧師さんに
ワイヤレスマイク。牧師さんの脇の台にH4Nなどのオーディオレコーダーを置きます。
彼らが繰り返し言っていたことがオーディオのバックアップは必ず録れということです。
経験上、音が収録されていなかったり、ケーブルが抜けていたりということも
彼らもあったらしく、とにかくバックアップの音は収録に気をつけろと念を
押していました。
パーティーの際は2階から照明を打てるようであれば500Wのパルサーを
ダンスホール中心に向かい対角線上に狙います。これによって、エッジに艶が出て
さらに対象も浮き上がらせることができます。
もちろん日本とアメリカの形式は違いますし、これがベストなやり方だとは
思いません。しかし、信念に基づいたルール決めをすることによって
全く違ったものになることは確かです。ロケハンをしっかりして、レンズの選択
とカメラマンの動きをシュミレーションすることが本当に大切だと感じました。