想いでの色彩

先日、１年前に挙式、披露宴の撮影をさせてもらった
友人の撮影をしてきました。１年ぶりにお母様から受け継いだ
振り袖を着るそうで、たぶん着るのはこれが最後になるだろうと。
１年前にもこの振り袖を着ての披露宴を撮影させて頂いたのですが
あの時の感動が蘇りますね。以前、ブログで「思い出は淡い方がいい」
とか書いてたのですが、鮮やかな思い出もいいなと思いました。

というわけで完全に自分の希望で久しぶりにフィルムで撮ったのですが
なんかいいですね。ピントを自分で合わせて、露出を計って、そのひとつ
ひとつの作業に力を込めていくと、なんか画がかわるだろうなと思うんです。
どんどん技術や機材は進歩していって、みんな同じ条件で撮影に
臨んだとしても、あと差をつけられるところは「気持ち」です。
この瞬間、逃したくないなとか、感動する一瞬とか
もう瞬きできないですよね！

Director: 酒井洋一