皆さんは桐でできたDVDケースを見た事がありますか?多分、無いのではないでしょうか。笑
そうなんです。桐でできたDVDケースはなかなか目にする事はありません。私たちは最初から
桐のケースを探していた訳ではありません。しかし、いろいろDVDケースを調べていてもどうしても
これ!という物がなかったのです。写真であれば立派なアルバムに入れて保管する事もありますよね。
でも映像は普通はぺらっとしたDVとチープなプラスチックケース。なんかちょっと残念に思って、
DVDを大切に保管するには、どういう形がいいのか、かなり調べました。最終的にたどり着いたのが
創業50年、埼玉関根木工社の桐箱です。桐にはディスクの大敵である「湿気」を吸収する働きがあります。
桐のタンスって有名ですが、ただ、やみくもに桐で作っているのではなく、しっかりとした理由があり、
先人の知恵が凝縮されている訳ですね。皆さんの写真や映像を大切に守りたい。
100年後にDVDが見れるかわかりませんが、例え形を変えたとしても桐のケースは宝物として受け継がれていく。
そんなストーリーが浮かんでくると、ちょっとにやっとしてしまいます。
Director:酒井 洋一