HIGHLAND TOKYO
BRIDAL FILM / PHOTO STUDIO

海外コンペで上位選出!世界のTOPウェディング作品に見た3つの傾向

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Russian Engagement Shoot / Kenta + Rieko from HIGHLAND on Vimeo.

こんにちは!今日は嬉しいご報告があります!
ロシアで撮影した(一部8mmフィルムで撮影)作品が海外のコンペでファイナリストTOP50(713作品中)に選ばれました!
なお、受賞は惜しくも逃してしまいました!が、上位に選んで頂いただけでも大きな自信に繋がりました。本当に感謝です。

SONYやリスペクトしている世界のTOPウェディング撮影チームである
STILLMOTIONが後援、審査に参加するCOLOR UP FILM COMPETITION2015です。
ウェディング部門では応募が82の中でTOP10を頂きました。TOP10作品はこちらからご覧いただけます!
そしてナンバー1に輝いた作品はこちら。

1:スピーチ/ダンスが本当に大事

ムービー作品中にスピーチの一部分を持ってくることが海外作品は多いのに対し、日本の場合はあまりスピーチを題材にした
作品が少ない気がしています。これは海外の方が比較的スピーチがうまいこと、話すことへの恥ずかしさがあまりないためかもしれません。
堂々と今思っていることをストレートに伝えている雰囲気が、ぐっとくるため、結婚式の作品中にも多く使われてるのでしょう。
また、「ファーストダンス」というイベントがあるくらい、ダンスは海外で重要視されています。
そのため、日本での作品ではほとんどお目にかかれないダンスシーンがたくさん出てきます。ダンスとスピーチをしっかり作品中に入れていくと
ハイライトの完成尺も長めになります。実際に私たちが撮影したインドのカップルの作品もいつもよりも長めの6分30秒くらいになっています。

2:カップルを主役としてカッコよく描く

映画の予告編のように狙って撮っている作品も多いですね。もちろんお二人が主役であるのは間違いない事実ではあるのですが、
金髪で背が高くて、カップルで海でざっぱ〜ん!草原で逆光でふわ〜!とかやってたらめちゃくちゃカッコいいです。認めます。
ただ、「私たちカッコいいでしょ?」みたいな感じで来られるとちょっと引いてしまいます。ここが文化の違いだと思いますが
「どう?私きれい?どーん!」みたいなビジュアルの価値観ではなく、どこか、落ち着かなさそうな、緊張している感じの
日本人の「奥床しさ」「恥じらい」みたいなものはメイクルームの新婦さんを見て感じるので、それは日本の精神的な美だと思います。
海外の場合は、カップルが主役になりたい傾向が強く、日本のトレンドとしてはゲストの方にいかに楽しんで頂くか、おもてなしの
部分が重要視されてきていると感じます。

3:案外スロー/スーパースローが多用されてる。

個人的にはSTILLMOTIONの意味が無いならスロー映像を多用するなという考えがあり、あまり使わないのですが
時間をストレッチして効果的に見せる場面ではすごく良いですね。ウェディングドレスやベールが風でなびいていたり、
フラワーシャワーのように何かが舞っていたりする時にスローはかなり効果的です。と共に海外作品でスローが登場する割合も
多い気がしました。また、近年、どんどん容易にスーパースローが撮れるカメラも登場していることもあり、撮りたくなっちゃうんだと思います。
個人的にもスーパースローの画は面白いです!

カメラマンとして、どんなムービー機材であっても素敵なストーリーを撮ることは使命ですし、あまり関係のないことかもしれませんが
表現の幅を広げる意味でも、今回のコンペに参加した作品がどんなカメラを使っているかどんなレンズを使っているかというのは気になるところです。
今回のTOP10作品はCanonで撮影されたものが7作品。SONYが3作品ということでした。意外にもTOP10作品にPanasonicのGH4はランクインしてきませんでした。
最後に、受賞は逃してしまい残念でしたが、海外の作品に触れる良い機会になりました。今後の結婚式撮影に大いに役立てていきたいと思います!
下の作品はTOP10の中で個人的に好きだった作品!気取ってなくて、決してとびきり豪華ではないけれど、二人の想いが伝わってくる映像でした!

Director: 酒井 洋一

Film Convert Feature Film Submission from Christopher Scesny on Vimeo.

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